ペット斎場・永遠の園

「いぬ・ねこ問題行動カウンセラー」・・・


●「いぬ・ねこ問題行動カウンセラー」・・・
 ・・・という注目の職業に就いている坪田文子さん。「ハワイで、イルカと対話できる人を紹介するTV番組を見て以来、動物に関わる仕事に携わりたかった」という念願を、苦難の末カナダで訓練法を学び、現在ご自宅と神奈川の葉山で、しつけ教室と、飼主の手を噛んでしまうなどといった問題行動に悩む犬たちのカウンセラーをされている。犬の個性を尊重し、親身になって指導する文子先生。自ら幾多の苦労と挫折を経験し、乗り越えたからこそ、獣医さんにもわからない心の問題を解決し、皆を幸せにできるのでしょう。
 欧米では、犬を飼い始めたらしつけ教室に通わせるのが常識。文子さんの元に問題を抱えてやってくる犬たちにも、最初に基本的なしつけさえしていれば問題ないのに、ということが少なくないそうだ。文子さんのパートナー、愛犬・カイくん(カナダで訓練中に恩師の勧めで引取ったドーベルマン)も時間はかかったけれど文子さんをリーダーと認め、今では公私にわたってのよき理解者になった。このカイくん、穀物や乳製品のアレルギーがあり、文子さんが食事を手作りされている。メインの食材は鶏肉と七面鳥(築地で購入!)で、「手がかかるほど子はかわいいって本当ですね」と。カイくんの大好物はバナナ。いずれはバナナケーキでも作って食べさせたいとも。


野谷さんの著作、『犬がよろこぶ手作りおやつ50のレシピ』から。バナナとココナッツを使った栄養価が高く、消化も抜群のケーキの作り方。主食にもどうぞ!(穀物アレルギーのカイくんにはあまりたべさせられないそうです。)
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【材料】
薄力粉・・・・・・・・・・・・・・・・・・50g    
全粒粉(なければ薄力粉で可)・・・・・・・20g    
ベーキングパウダー・・・・・・・・・・・・小さじ1/2  
無塩バター・・・・・・・・・・・・・・・・20g    
バナナ・・・・・・・・・・・・・・・・・・大1本    
卵・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1個     
ココナッツパウダー・・・・・・・・・・・・大さじ1   
はちみつ・・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ1   


【作り方】
1.バターと卵を室温に戻しておく。
2.薄力粉、全粒紛、ベーキングパウダーを合わせてふるっておく。
3.バナナをフォークでつぶしておく。
4.ボウルにバター、はちみつを入れ、泡立て器で白っぽいクリーム状になるまで混ぜる。軽く溶きほぐした卵を少しずつ入れてよく混ぜ、3とココナツパウダーを入れてさらに混ぜる。
5.4に2をいれてヘラでさっくり混ぜる。(2回に分けていれた方が混ざり易い)
6.型の内側にサラダ油(分量外)を塗ってからオーブンペーパーを貼付けるように敷き、5を入れたら表面をカードやナイフで平らにする。
7.180℃に温めたオーブンで30~35分焼く。
 (竹串を挿してみて、何もくっつかなければOK)

犬のおやつ研究家・野谷秀子さん(DECO)による。
(「SIGNATURE」・02/2号・要旨のみ転載)
ご参考:野谷さんの著書
 『犬がよろこぶ手作りおやつ50のレシピ』DOCO著(木楽舎刊)1500円
オーナーも楽しめるバラエティー豊かな手作りおやつレシピが満載。犬のサイズに合わせて、与える適量が分るドクターズアドバイスが掲載され、わんちゃんの健康管理にも一役買う一冊。WEB『週刊ペット大好き!』に試作&試食紹介されております。


●ペットから移る病気
ペットブームの中、犬や猫、鳥などから伝染する「動物由来感染症」予防の為厚生労働省は主な感染症の症状や原因、ペットを飼育する上での注意点などについて情報を提供するHPを開設しております。感染症の原因となる細菌やウイルスはペットの口の中や爪の部分にいる場合が多く、ペットを可愛がるあまり口移しで餌を与えたり、一緒に寝ていて引っかかれたりする事で感染します。「うちの子に限って・・・・・」は、危険な考え方です。是非お気をつけ下さい。

ペットから移る主な感染症

病名(人の症状)感染経路・原因 予防法
トキソプラズマ症
(肺炎、リンパ節炎など)
猫の糞 糞の処理
Q熱(発熱、倦怠感、インフルエンザのような症状)猫の糞 猫の治療
猫のひっかき病(発熱、倦怠感、傷口のはれなど)猫によるひっかき傷、猫のノミ 猫の爪を切る、ノミの駆除
オウム病(高熱、せきなど)鳥の糞、餌の口移し 糞の処理、ペットに予防薬
クリプトコッカス症(肺炎、髄膜炎など)鳥の糞 糞の処理
藤田紘一郎・東京医科歯科大教授による。
(日経新聞01/8/25朝刊・転載)


●集合住宅とペット110番
(日経新聞01/11/07夕刊より)
マンションなど集合住宅でのペット飼育に関心が高まるなか、ペット関連の二つの市民団体が16,17日の二日間、標記電話相談会を開催。集合住宅でペットを飼う際のしつけや飼い方のルールなど、幅広い悩みについて相談に応じる。電話相談会を開催するのは、人と動物の共生をテーマに研究活動を実施している市民団体、「コンパニオンアニマルリサーチ」と日本動物保護管理協会など、ペット関連の十二団体で構成する「集合住宅における動物飼育を考える協議会(事務局:コンパニオンアニマルリサーチ)」の二団体。相談は、午前10時から午後4時までで、獣医師、弁護士、マンション管理士の専門家が、飼主や集合住宅の管理組合関係者、不動産業者らの相談を受け付ける。
相談電話は03-5772-4343


●野生動物救護獣医師協会
(日経新聞01/12/01朝刊より)
ペットを可愛がっておられる方はきっと野生動物にもご関心が高かろうと思います。最近、野生の猿が都内に出現したり、猪が里に出て来たり新聞やテレビを賑わしておりますね。ところで、傷ついた野生動物を見つけたときや保護したときの取扱いに困った方はどのように処置したのでしょう。「こういう問題に直面したときは、標記の協会のホームページをあけてみるとよい。対処法など知るリンクも掲載されている」と山根一眞氏が書いている。野生動物救護獣医師協会(東京都立川市 URL:https://www.wrvj.org)